マンガ好きなら何度でも行きたい!新潟市中央区にある「マンガの家」

マンガばかり1万冊も揃っているところがあると聞いたらどうしますか?

マンガ好きな人ならもうわくわく、ぜひ行ってみたいと思うでしょう。
まさか1万冊も?と思う人もいるかもしれません。
でも本当にあるのです!

新潟市中央区古町通6番町にある「マンガの家」は、マンガ好きには見逃せない楽しいところです。
今回は、このマンガの家をご紹介しましょう。

マンガの家はいつからある?

マンガの家ができたのは2013年と、比較的新しい施設です。
昔から、新潟市からは多くのマンガ家が育っています。

そして、新潟市には都市計画の一つに「マンガ・アニメによるまちづくり構想」があります。その一環として、ここ中央区古町にマンガの家が、また中央区万代に姉妹館としてマンガ・アニメ情報館が開設されたのです。

この計画では、新潟市がマンガやアニメのゆかりの地であることを多くの人に知ってもらって、観光名所の一つとなることを期待しています。同時に、マンガ・アニメのファンを増やすことで、次世代のクリエーター育成を支援することもめざしています。

わたしは12年程前に新潟市に引っ越して来ましたが、その頃はちょうどマンガの家がオープンしたばかり。地方都市にしてはおしゃれでステキなところがあるものだと感心したことをよく覚えています。
おそらく全国でも珍しい試みではないでしょうか。

名誉館長の笹団五郎と花野古町について教えて!

マンガの家の名誉館長は、笹団五郎(ささだんごろう)と花野古町(はなのこまち)の二人で、マンガの家の正面にも描かれているかわいらしいキャラクターです。

それぞれ新潟名物の笹団子やチューリップがモチーフになっていますが、全国からデザインを募集して作られた、いわば「傑作」なのですね。

この二人は新潟市のマンガ・アニメ文化を応援するキャラクターで、マンガの家だけでなく市役所や街中にも看板があります。文化大使のような役目をはたしていますよ。

人気があるのはどのコーナー?

マンガの家に一歩足を踏み入れると、たくさんのマンガがところ狭しと並んでいて、一気にマンガの世界に惹きこまれます。

一階には著名なマンガ家のコーナーがあって、それぞれのキャラクターが描かれていたり、等身大のフィギアが置かれていたりして、見るだけでも楽しめます。

赤塚不二夫先生、魔夜峰央先生、新沢基栄先生、えんどコイチ先生など…。著名な先生方のマンガがずらりと並ぶ様は、ファンならもうたまりませんね。

二階には椅子やソファが置かれています。好きなマンガをゆっくりと心ゆくまで読める「マンガの部屋」とマンガ製作体験や自由にイラストを描いたり、缶バッチを作ったりといった活動ができる「ワークショップコーナー」があります。

特に人気があるのは、毎日開催しているマンガの制作講座「マンガのいっぽ」やオリジナル缶バッチ制作です。
マンガを読むだけでなく、自分でマンガを描く際に役立つコツを教えてもらえたり、自分で作った缶バッチを持って帰れるのは、とてもうれしいことですね。

人気コーナーを詳しく解説

マンガを読むだけなら本屋さんでもいいですよね。
でもマンガを描いてみたい人や、自分で色塗りをしたい人なら、きっと体験コーナーに惹かれるでしょう。

そこで、缶バッチ作りとマンガのいっぽについて、さらに詳しく紹介します。

缶バッチを作ろう

缶バッチ作りは平日は13:00-15:30(受付は30分前に終了)まで、土日祝日は11:00-17:00までワークショップコーナーでやっています。
参加費用はかかりません。
予約不要で、材料はすべてマンガの家に揃っていますから、手ぶらで参加できます。

作業は案外簡単です。
大小の缶バッチの材料から好きな図柄を選んで、サインペンなどで色塗りをします。
色を塗れたら缶バッチマシーンで缶バッチに仕上げれば、自分だけのオリジナル缶バッチの出来上がりです。
分からないところは館員さんが丁寧に教え、手伝ってくれますから心配ありません。

小学生のわたしの孫もやってみましたが、きれいにできて大満足でした。

マンガのいっぽ

マンガのいっぽは、実際にマンガを描くのに役立つ講座です。

参加費や道具、予約は不要です。
平日は13:00-15:30(最終受付15:00)、土日は14:00-16:00(最終受付15:30)のあいだで開催されています。

毎月多彩なプログラムが用意されていて、マンガの基本を覚えられるのが魅力です。
例えば12月は、次のような講座があります。

  • 12月14日、15日、21日、22日、24日はクリスマスカード&年賀状イラスト作成
  • 12月8日は、はじめてのかんたん4コマ教室

小中学生や大人も参加しています。

マンガを描いてみたい人や、絵が得意という人にはピッタリの講座ですね。

館長の小池さんのお話では、このマンガの家には1日に80~100人の方が来館されるそうです。
子どもたちから年配の方まで幅広い年代の人がおいでになり、観光客の方々、海外から来る方もたくさんいるとのことです。
マンガは子どもが読むものと決めつけず、一度マンガの家を訪ねてみませんか。

「マンガの家」
住所:新潟市中央区古町通6番町971-7
アクセス:JR信越本線、越後線、白新線「新潟駅」よりバス約10分「古町」下車徒歩約5分
TEL:025-201-8923
営業時間::11:00-19:00
定休日:水曜日(祝日の場合は翌平日)12月29日-1月3日
入館料無料

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。