毎日の忙しさや騒々しさを離れて、静かなところでくつろぎたい!
そんな気持ちになるときってありませんか?
遠くに出かけなくても、新潟市の中心部に古風な邸宅と自然豊かな庭園があります。
旧齋藤家別邸は豪華な建物とひときわ美しい庭園で有名です。
今回は、この旧齋藤家別邸の歴史や見どころ、そしてその楽しみ方をご紹介します。
旧齋藤家別邸とはどんなところ?

旧齋藤家別邸は、新潟市中央区西大畑にあります。
1300坪を超える敷地に広い屋敷と開放感のある美しい庭園があり、大変人気があります。
街中にありますが、一旦門をくぐって中に入ると、そこはもう別世界のように静かで、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
主屋の広間に腰を下ろして、じっと庭を眺める人、庭園をゆっくりと散策する人、抹茶をいただく人など、昔の世界にタイムスリップしたような気がします。
歴史的背景は
旧齋藤家別邸は、大正7年に新潟三大財閥のひとつである豪商齋藤家の四代目齋藤喜十郎が建てた別荘です。
東京から松本幾次郎と弟の亀吉という二人の作庭家を呼んで滝、沢流れ、池泉など他にはないような凝った庭園を完成させました。
建物はとても美しい近代和風建築で、随所に銘木を使うなどの工夫がされています。
この別邸が齋藤家の手を離れた後に、市民から保存を希望する声が上がり、2009年に新潟市が公有化し、2015年には、国の名勝となりました。
見どころは?

一番の見どころは美しい広大な庭園です。
もともと砂丘であったところをそのまま残して庭園にしました。
ですから、街中にいながら自然を堪能できるのは何よりの強みです。
主屋のお座敷から、春は赤いつつじ、夏は木々の緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の景色を楽しむことができます。
庭に面した部屋は極力柱を減らした造りになっているので、その開放感はとても素晴らしいです。
ずっと座って庭を眺めている人を見かけますが、なるほどと納得できます。

庭園の楽しみ方は?

お座敷に座って眺めるだけでなく、お庭に入って散策することもできます。
敷石や飛び石を踏みしめながら、ゆっくりと庭を回ると100年も前からこんなに美しいお庭があったのかと感慨深いものがあります。
灯籠(とうろう)や滝、池泉などを眺めたり、おそるおそる石橋を渡ったりするのもちょっとスリルがあります。
動画以外ならば写真撮影も許可されているので、木々や灯篭、池の前で記念撮影をすることもできるのはうれしいところです。
庭園を見る他にもお楽しみがあります

建物や庭園を見て楽しむ以外の楽しみ方もあります。
旧齋藤家別邸では、多くの人たちに楽しんでもらえるように、イベントの企画、抹茶や和菓子の用意、お土産の売店もあります。
イベントでは手作りの作品作りも

大人も子どもも楽しめるようなイベントも開催されます。
最近の例では、夏休み自由研究講座として「水引づくり」や「型染め」講座がありました。
「水引づくり」では、いろいろな色の水引紐を使って猫、セミ、アイスクリームなどを作りました。
「型染め手ぬぐいづくり」では、齋藤家にある植物や周辺で見かける生き物をモチーフにした型を使って、オリジナルの手ぬぐいづくりをしました。
これらの講座は、例年7月下旬から8月上旬の週末に開催されています。
なお、7月14日~8月25日には齋藤家納涼会「新潟まつりと民謡」と題した展覧会が行われました。
新潟甚句や佐渡おけさ等の踊り衣装や民謡の楽器の展示、昔の新潟まつりや民謡の様子がよくわかる写真や絵葉書も展示されました。
こうしたイベントについては新潟市の広報誌に載っていますから、興味のある人はぜひご参加ください。
喫茶も楽しめます

旧齋藤家別邸は、お客様をもてなす迎賓館のような役割を果たしていました。
ですから、本格的な茶室もあります。
現在は、注文すれば和菓子と抹茶のセットを用意していただけます。
私も広い庭を眺めながら、日常生活ではなかなか味わえない抹茶を、ゆったりとした気持ちでいただきました。
お土産もあります

玄関のそばにはお土産品コーナーもあります。
せっかく来たのだから、記念になるようなものが欲しくなりますね。
ガイドブックや絵葉書、便箋、マスコット、オリジナルTシャツなど、見ているだけでも楽しくなります。

私はどこへ行っても絵葉書が欲しくなるので、5枚ほど購入しました。
後で、「ここへ行ってきました。」と誰かに報告したくなります。
旧齋藤家別邸は人気スポットで、学芸員の久保さんの説明によると、年配者だけでなく、学芸員の久保さんの資料では、若い人や子どもたちも含めて年間35000~40000人もの入場者があります。
特に11月の紅葉のライトアップがあるときには大勢の人が訪れます。
街中にこんなステキな庭園があるとは本当にうれしいことですね。
静かな憩いの時を過ごしたいなら、ぜひ旧齋藤家別邸においでください。
「旧齋藤家別邸」
住所:新潟市中央区西大畑町576番地
アクセス:JR信越本線、越後線、白新線「新潟駅」よりバス西大畑下車徒歩約6分
TEL:025-210-8350
営業時間:9:30~18:00 (ただし10月~3月は17:00まで)
定休日:毎週月曜日、
休日の翌日(土日にあたった場合は開館し、火曜日に休館します)
年末年始(12月28日から1月3日まで)
入館料:一般300円、小中学生100円
駐車場:新潟市美術館第二駐車場利用可能
新潟市西堀地下駐車場は60分無料