旧電鉄線路の面影を残す西区「オレンジロード」で散歩を楽しもう

新潟市には川が多く流れていて、その自然風景を利用した遊歩道が数多く存在します。
今回は、そんな遊歩道の中でも、旧電鉄の線路跡を利用して整備された新潟市西区の「オレンジロード」をご紹介します!

1933~1999年の66年にわたって、新潟市中央区から燕市の区間で運行し、「電鉄」の愛称で親しまれた新潟交通電車線。

その新潟交通電車線の、旧東青山駅から旧新大野駅までの区間を、遊歩道として整備したのがオレンジロードです。
総距離は片道約6.3km、およそ280kcalを消費できます。

今回は、そのうち旧東青山駅から旧寺地駅までのおよそ2kmのコースを歩いてみました。

線路跡を生かした爽快感のある広い道幅

スタート地点の近くを通ると、いかにも電車が通っていそうな雰囲気の鉄橋が見えてきました。

この先の交差点を通り、階段を登ると道路にスタート位置の標識があります!

この日は陽射しが強く、汗ばむような暑さでした。
しかし旧東青山駅付近の遊歩道脇には、多くの木々が茂っていて、そこから吹き抜ける風がとても気持ちよかったです!

このあたりは、広い道幅や脇のガードレールに、線路の特徴が良くあらわれていて、旧電鉄線路の名残を探しつつ、楽しみながらウォーキングをすることができました!

道幅が広く、夏の高い空を眺めながら歩くこともできるので、爽快感もひとしおです。

ただ、道沿いには飲み物を購入できるお店や自動販売機がほとんどないので、必ず飲み物を持参しオレンジロードへ向かいましょう。

電鉄線路の面影を残す風景の数々

しばらく歩いていくと、休憩スポットを発見!

このあたりはもともと広い道幅がさらに広くなっており、特徴的な地形をしていたので疑問に思っていたところ、地面にこのような標識を見つけました。

どうやらここは、かつて駅があった場所のようです。
よーく見ると、駅のホームを彷彿とさせる空間があるのがわかります。

かつては多くの人がこの地で電車を待っていたのでしょう。
ベンチに座って風景を眺めていると、まるでホームで電車を待っているかのような気分になりました。

かつての駅の風景が浮かんでくるこの場所は、とてもノスタルジックな雰囲気です!

屋根のついたベンチもあるので、暑い日でも日陰に入って休憩することができます。

ウォーキングを再開すると、再び電鉄の名残を感じさせる風景を見つけました。
旧東青山駅付近でも鉄橋を見かけましたが、こちらにも鉄橋がかかっています。

かつてそこにあった風景を頭に浮かべ、面影を探しながら散歩を楽しむのも趣があっていいですよね♪

しっかりした整備で安心して運動を楽しめる

オレンジロードは一直線の道というわけではないため、ところどころ交通量の多い交差点をはさんだポイントが存在します。

交差点を挟んだポイントには、必ずといっていいほどこちらの飛び出し防止ポールがあるので、横断するポイントがとてもわかりやすく安心です。

きれいなベンチだったので、設置されてからまだ間もない様子。
水分補給をしながら、目の前の絶景を見てぼーっとリラックスすることができました!

付近には西川が流れているので、オレンジロードからそのまま西川ふれあいロードへと向かうこともできます。

2kmほど歩いたところで、寺地駅跡に到着しました。
駅と駅の間はおよそ1kmあるので、電車に乗るつもりでコースを設定してみるのも楽しいかもしれませんね!

寺地駅跡には駐輪スペースもあり、自転車を停めて別のコースでジョギングを、というメニューで運動することもできますよ。

オレンジロードで昔の交通の名残や面影を感じながら、ノスタルジックに運動を楽しんではいかがでしょうか。

オレンジロード
住所:新潟県新潟市西区青山2丁目
アクセス:JR越後線青山駅より徒歩15分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。